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子供用付け襟の作り方|型紙から仕上げまで完全ガイド

Author

Sarah Richards

Updated on July 16, 2026

子供の服装をぐっと引き立てる小さなアイテム。それが「付け襟」です。シンプルなTシャツや無地のワンピースにさっと重ねるだけで、ガラリと印象が変わる。入学式や発表会、ちょっとしたお出かけ着にも活躍するこのアイテム、実は自分で手作りできます。しかも、慣れれば30分もあれば完成するほど意外とシンプルなつくりをしています。

子供用の手作り付け襟

付け襟とは?子供服にどう役立つのか

付け襟(つけえり)とは、その名のとおり洋服の襟部分だけを独立させたアクセサリーのようなアイテムです。洋服そのものに縫い付けるのではなく、ボタンやリボン、スナップボタンなどで着脱できるのが最大の特徴。コーディネートの最後にさっとプラスするだけで、コーディネートがワンランクアップする「魔法のような」アイテムとして、子供服の世界でも根強い人気があります。

子供の服は成長とともにすぐ着られなくなりますが、付け襟はサイズに関係なく使い回せます。一枚の付け襟を別の服に転用できるので、経済的でもあります。入学や卒業などのセレモニーから、お習い事の発表会、普段のお手持ちの洋服に付け衿を付けることで、お手持ちの洋服の雰囲気が変わります。小さなひと工夫で、子供の着こなしの幅が格段に広がるのです。

子供用付け襟の種類と選び方

付け襟にはいくつかの代表的なデザインがあります。どれを選ぶかによって、雰囲気はかなり違ってきます。

代表的な型紙の種類には、丸襟・フラットカラー・フラットカラー(大)などがあります。丸襟はつけるだけでガーリーになれるタイプで、フラットカラーは襟の先が角になっており、後ろ側が長めになっているので首回りが開いた服にも合わせやすいデザインです。

女の子向けのかわいらしい仕上がりを求めるなら、ギャザーをたっぷり寄せたレース付きの丸襟がおすすめ。一方、男の子にも合わせやすいのはすっきりしたフラットカラーです。つけ襟の周囲や襟ぐりにフリルやレースをつけると可愛さがグンとアップします。

サイズについては、子供らしい可愛さを出すために、くま耳などのパーツを組み合わせたり、後ろ側をリボン留めにする工夫もあります。サイズ70から120まで対応した無料型紙が各種公開されているので、子供の年齢や体格に合わせて選びましょう。

フラットカラーと丸襟の子供用付け襟

必要な材料をそろえよう

難しそうに見えて、実際に使う材料はそれほど多くありません。基本的なものから順に確認していきましょう。

生地は薄手のものが適しており、ローン・ブロード・ダブルガーゼ・レース生地などがおすすめです。接着芯はシワを防止しハリを出すために使い、ボタンをつける位置に貼ります。ふちどりバイアスやスナップボタン、スプリングホックなどは、どんな付け襟にするか、必要に応じて用意します。

また、首回りやお肌にも触れる位置にレースがくるので、肌当たりの良い綿レースがおすすめです。子供の肌はデリケートなので、素材選びは特に大切なポイントです。ポリエステル系のチクチクする素材は避け、コットン素材を中心に考えるのが無難です。

ベビーや幼児向けに付け襟スタイを作る場合は、表布にはWガーゼがおすすめで、裏布は表布と同じかタオル地にすると大量のヨダレをしっかり吸収してくれます。柄や色を変えればリバーシブルでも使えます。

材料 用途・備考
表布(ローン・ブロード・Wガーゼ) 付け襟の主体となる布。薄手で肌触りの良いものを選ぶ
接着芯 形を安定させ、シワを防ぐ。薄手タイプが扱いやすい
バイアステープ(約90cm〜110cm) 襟ぐりの縁取り処理に使用
スナップボタンまたはボタン 着脱用の留め具。子供には操作しやすいスナップが便利
飾り用レース・フリル(お好みで) 縁に縫いつけるとぐっと華やかに

型紙の準備と裁断の基本

付け襟の型紙は、ネット上で無料ダウンロードできるものが数多く公開されています。初めて作る方は、まず無料の型紙を利用するのが賢い選択です。大人用の型紙を縮小コピーすることで、子ども用のつけ襟を作ることも可能です。製作時間の目安は約30分です。

生地の上に地の目を合わせて型紙を並べ、裁断します。シワ防止や薄手の生地のハリを出すために全体へ接着芯を貼る場合は、先にアイロンで接着芯を大まかな形に切って貼ってから、型紙に合わせて裁断します。地の目がズレると仕上がりが歪むので、ここは丁寧に確認しましょう。

型紙を切り取ったら、チャコペンで縫い代の印をつけておくと縫いやすくなります。特に曲線部分は、印をしっかりつけておくと後の工程がスムーズです。

付け襟の型紙と布の裁断作業

子供用付け襟の縫い方・手順

手順を追って進めれば、初心者でも迷うことなく完成させられます。以下に基本的な縫い方の流れを説明します。

1. 接着芯を貼る

表布の裏側に接着芯をアイロンで貼り付けます。全面に貼るタイプと、ボタン位置だけに貼るタイプがあります。使う生地の厚みや硬さによって使い分けましょう。

2. 中表に合わせて縫う

接着芯が貼られていない側を上にして、縫い代をアイロンで内側へ折っておきます。こうしておくことできれいに表に返すことができます。型紙の端周りをぐるりと縫います。この時、襟ぐりの後ろ中心は返し口として6cm空けて縫います。チャコペンで出来上がり線の印をつけておくと縫いやすいでしょう。

3. 表に返してステッチをかける

返し口から表に返したら、形を整えてアイロンをあてます。その後、周囲に端から2〜3mm幅でぐるりとステッチをかけます。このステッチが、付け襟の縁をきれいに仕上げる重要な一手間です。

4. ボタンまたはスナップを付ける

ボタンを縫い付ける位置は、向かって右(着用する人から見て左)の上端です。向かって左(着用する人から見て右)の上端にはループをつけましょう。スナップボタンを使う場合は、首回りの大きさに合わせて、スナップボタンをつけたい位置に目打ちで穴をあけてから取り付けます。

5. フリルやレースのアレンジ(任意)

付け襟の縁にフリルやレースを加えると、一気に華やかさが増します。ギャザーをたっぷりダーッと寄せてそのまま縫いつける方法が手軽でおすすめです。レースは両面テープで仮止めしてから縫うと位置がズレにくくなります。

ミシンなしで作る方法もある

裁縫が苦手な方や、ミシンを持っていない方でも付け襟は作れます。100均一の材料で、切って貼るだけで簡単に作れる方法もあり、撮影やちょっとしたお出かけで使う分には全く問題ありません。

ただし接着剤のみで作ったものは強度が低く、洗濯には耐えられないため普段使いでがっつり使うのには向いていません。日常的に着用させたい場合は、やはりミシンで縫うか、手縫いでしっかり仕上げる方法が長持ちします。

ミシンなしで作る子供用付け襟

子供の安全を最優先に - 紐や留め具に注意

可愛さを追求するあまり、安全面を見落とすのは絶対に避けましょう。付け襟をリボンや細い紐で結ぶタイプにする場合は特に注意が必要です。紐で結ぶと、子供同士で引っ張り合ったり、首が締まったりする危険があるため、安全コネクターと呼ばれる専用パーツを使うのがおすすめです。直径2.5mmの紐を通して結び目を作るだけの安全コネクターが有効です。

スナップボタンで留めるタイプは、子供が自分で着脱しやすく、かつ安全性も高いため、特に幼稚園や保育園向けの付け襟にはスナップタイプが向いています。ボタンが小さすぎると誤飲の危険があるので、サイズにも注意を払いましょう。

生地選びで印象は大きく変わる

付け襟の雰囲気を左右する最大の要素は、やはり生地の選択です。生地や柄、シルエット次第で雰囲気ががらりと変わります。いつもの洋服に取り入れると、着回しの幅も広がって、毎日のコーディネートが楽しみになるはずです。

カジュアルな日常使いには、ダブルガーゼやブロード地がやわらかくて扱いやすいのでおすすめです。発表会やセレモニー用には、白や生成りのコットンレースが上品な印象を与えます。季節によって素材を使い分けるのもひとつの楽しみ。秋冬なら、フェルトやエコファーを使ったぬくもりある付け襟も人気です。

型紙がなくても作れる?ギャザー付きレース襟の簡単な方法

「型紙を引くのが難しい」という方には、型紙不要で作れるレース付け襟が入り口として最適です。幅広8cmほどのレースを74cm(首回り35cm×2倍ひだ+4cm端処理用)と、バイアステープ約1mを用意するだけで作れます。

材料が少なく、縫い工程もシンプル。レースにギャザーを寄せ、バイアステープで首回りを包んで縫い留めるだけで、ふわっとした可愛い付け襟が完成します。初めて付け襟を作る方には、このタイプから試すのが失敗が少なくておすすめです。

型紙なしで作るレースの付け襟

入園・入学のセレモニーにも使える!特別な一枚の作り方

入学式や卒園式のような特別な日には、いつもより少しだけ手を込んだ付け襟が活躍します。白い綿レースを二段重ねにしたり、パールビーズを縁に縫いつけたりするだけで、市販品に負けない上品な仕上がりになります。

シンプルに清楚なイメージから、飾りをいっぱいつけて華やかなイメージにもなります。布地や飾りで見た目が変わるので、楽しくアレンジできます。子供の好みや行事の雰囲気に合わせて、デザインをカスタマイズする楽しさが手作りの醍醐味です。

前中心をリボンテープで結ぶデザインは、後ろから見てもリボンが見えてとても可愛い仕上がりになります。リボンの長さを長めにしておくと、服に合わせて結ぶ位置を調整できて便利です。

手作り付け襟を長持ちさせるお手入れのコツ

せっかく丁寧に作った付け襟も、お手入れが雑だとすぐにへたってしまいます。洗濯の際はネットに入れて手洗いか弱水流で洗うのが基本です。レースが使われているものは特に、摩擦に弱いので注意しましょう。

アイロンがけは低温から始め、レース部分はあて布をしながらかけると形が崩れません。使わない時期は折らずにくるっと丸めて、形を崩さないように保管するのがおすすめです。接着芯を使った部分は高温のアイロンで溶けることがあるので、温度設定には気をつけましょう。

まとめ - 子供用付け襟を手作りする楽しさ

子供用の付け襟は、ちょっとした材料と少しの時間があれば誰でも作れるハンドメイドアイテムです。丸襟・フラットカラー・レース襟など、デザインのバリエーションも豊富で、子供の雰囲気や行事のシーンに合わせて自由に作り分けられるのが魅力です。型紙は無料でダウンロードできるものを活用すれば、初心者でもスムーズにスタートできます。生地の素材と安全面の配慮を忘れずに、オリジナルの付け襟作りをぜひ楽しんでみてください。愛情を込めて作った一枚は、子供の服装に小さな特別感をプラスしてくれます。